こころが膨らむ


数日肌寒く、急いで秋物の服を引っ張っりだしました。

今年もようやく稲刈りが終わり一息。仕事に必死になりすぎてすっかりブログのことを忘れて。。。

 

稲刈りはコンバインという優れものの機械で刈っていきます。昔は鎌で稲を刈り、天日干しをするために稲木を組みそこにかけていきます。天気にもよりますが1〜2週間程度かけて保存可能な水分量まで落とします。ちょうどいい水分量になった稲を脱穀、籾摺り、精米する順番です。近年の機械化で稲を刈りながら同時に脱穀までコンバインがやってくれます。脱穀された籾を専用の乾燥機に入れ込み乾燥させたものを籾摺り、精米という順番になります。

順番を変え機械化することで何十倍という効率の向上となります。米の安定供給のためこれらの機械を研究した開発者はすごいですね。

そのようなわけで9月に台風がきて、雨が続き苦戦したもののなんとか28年産の農薬、肥料なしのお米を収穫することができました。周りの農家は収穫量が落ちたと聞きました。僕はもともと安定しない栽培に挑戦しているのでこんなもんかなという具合ですが、ここ神吉にきて3年の栽培で田んぼの癖や傾向など少しずつわかってきました。まだまだ予想外のことも多くありますが、今年うまくいかなかったことをもとにさらなる向上に繋げたいところです。

 

収穫した籾をすくい上げるとふわっと柔らかく、穀物特有の香ばしい香りが漂います。心は膨らみ、空気は彩り、今日の空は青。

この豊かさを実感できる仕事にとても魅力を感じます。

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次回は稲刈り作業の続きを紹介したいと思います。

 

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