さーっとその1


毎日苗の様子をみながら、山に吹く春風を楽しんでいます。とてもいい季節と同時に田植えも近づいてきます。

今回は実際の代掻きの作業を紹介してみたいと思います。前回水を田んぼ一面にはったところまで紹介しましたが、その後にすぐ代掻きをしました。

今回は1回目の通称、荒代掻きです。僕は代掻きを2回やりますが1回で仕上げる人もいます。でも1回だと除草剤を使わないお米作りには少し都合がよくありません。

それはさておき、実は水を入れている水口の向こう側の出口から水を落しながら、はる水位を調節しています。せっかく3時間もかけてはったので少しもったいないですが、土が少し頭を出しているくらいがうまくいきます。

周りの農家や多数の米農家は水をひたひたにして完全に水中で土をかき回しながら、とろとろになるように代掻きをしますが、僕はさーっとやります。前々回の耕耘の記事と同様にトラクターのスピードと耕耘部分の爪の回転速度を調節して出来るだけ土の構造を壊さないような優しいタッチ(イメージ)で行います。

水を張りすぎると土がまざりすぎるので下の写真くらいになるように調節しています。右側が代掻き前、左側が代掻き後です。土が表面に出ていますが代掻きをすると、ほどよく耕されて水面あたりで収まっています。

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まだ土の原型がわかるくらいのちょうどいい荒さにできました。前回倒した雑草や去年の稲わらも表面にたまっています。

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とは言うもののこのままでは、まだ田植えはできません。植えても苗が倒れたり、水が思うように溜まらなかったりするのでこのまましばらく様子をうかがながら、2回目の代掻きをあとどの程度するかを決めます。各田んぼによってそれぞれ状況が異なりますので毎日確認して回ります。

冒頭の写真は神吉の夕暮れ時です。ここは風がよく通る盆地で今の季節はとても気持ちがよく、その辺りで寝転がって本でも読みたくなりますが、同時に仕事がとても多い季節でもあります。田んぼの合間をみて夏野菜や大豆なども少し作っています。春と秋は種まきの季節。

よってしばらくおあずけです。。

次回は田植えができる状態に仕上げる本代掻きについて紹介してみたいと思います。

 

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