着実な褐色
前回に続き稲刈りのお話です。 機械化によりとても効率的になった農作業ですが、全てがうまくいくとはかぎりません。このことを稲刈りで考えてみます。 現在の水稲栽培では秋の稲刈りのあと天日干しという乾燥作業はほとんど行われてい…
前回に続き稲刈りのお話です。 機械化によりとても効率的になった農作業ですが、全てがうまくいくとはかぎりません。このことを稲刈りで考えてみます。 現在の水稲栽培では秋の稲刈りのあと天日干しという乾燥作業はほとんど行われてい…
数日肌寒く、急いで秋物の服を引っ張っりだしました。 今年もようやく稲刈りが終わり一息。仕事に必死になりすぎてすっかりブログのことを忘れて。。。 稲刈りはコンバインという優れものの機械で刈っていきます。昔は鎌…
今日の京都市内の最高気温は38度でした。京都は関西の中で最も暑く湿度が高いとても攻撃的な夏を体感できる街です。盆地の中に街があり風が通らない地形で、近代化した街はいっそう熱気の中にあります。 ここ神吉は標高が高くクーラー…
田植えから1ヶ月、移植した苗もしっかりと田んぼの土に根付きゆっくり、ゆっくり大きくなります。とりわけ僕の田んぼは肥料を入れませんから、後から植えられた別の農家の稲にも追い越されていきます。 この時期は分げつ時期といい気温…
5月25日前後、この週は僕にとって特別な週です。田植えをする週。苗の成長とのかねあいで毎年田植えは5月の後半と決めているのですが、もう一つ理由があります。 フランス滞在中、アパートで同居していたソムリエの吉岡君がワインの…
いよいよ田植えも近づき田んぼも植えられる状態に仕上げていきます。 ここ神吉は標高350メートルの盆地で夏はとても涼しくクーラーはつけたことがありませんが秋が少し早くきます。春が遅く秋が早いということは稲の栽培期間も短くな…
毎日苗の様子をみながら、山に吹く春風を楽しんでいます。とてもいい季節と同時に田植えも近づいてきます。 今回は実際の代掻きの作業を紹介してみたいと思います。前回水を田んぼ一面にはったところまで紹介しましたが、その後にすぐ代…
今年もこの瞬間がきました。お米作りをしていて、その光景を毎日見ている中で、僕が最も好きな瞬間の1つです。 前回、1度目の耕耘の様子を紹介しました。今回は2度目の耕耘作業、代掻き(しろかき)について紹介してみたいと思います…
前回は苗作りについて簡単に紹介しました。 今回から苗の管理をしながら、田んぼに苗を植えられる状態にしていく過程を数回で紹介したいと思います。 いわゆる”耕耘(こううん)”と言う作業で土を耕すことです。水稲栽培では田植え前…
昔の農家の間では”苗半作”という言葉があったようです。良い苗を育てることができれば半分は成功したようなものだ、もしくは今年の収量の半分は保証されたようなものだという意味です。苗作りがとても重要な行程であることを教えてくれ…